図2-20 地下水流動解析、塩分の移流分散解析から得られた塩分濃度分布(左)と
電磁比抵抗探査より得られた地盤比抵抗分布(右)
堆積時に閉じ込められた塩分を多く含んだ地下水が、降水の浸入により洗い出されます。透水係数が大きい箇所で高塩分濃度の地下水が洗い出されやすい状況が解析から確認されます(図は透水係数が大きいと考えられている大曲断層近傍)。一方、電磁比抵抗探査より得られた地盤比抵抗(電気の通しにくさを表す指標、塩分濃度分布を反映していると考えられます)分布は、解析より得られた塩分濃度分布と調和的です。