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図1-7 Csを付着させたSSの顕微HAXPESによるピンポイントCs化学形分析結果

水酸化セシウム蒸気と反応させたSS断面の微細組織観察の元素分布(右図)により、Cs付着層のSiとCsが似た分布挙動を示していることから、両者が化合物を形成していることが示唆されました。さらに顕微HAXPES(左下図)の化学形分析により、SS中のSi濃度の違いにより生成するCs化合物の化学形が異なることが分かりました(右図)。今後は、その存在が明らかとなったCs化合物の化学特性を考慮したモデルを構築することで、炉心内のCs分布評価の精度向上に貢献していきます。

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