図3-12 ラシュバ効果による反強磁性体の磁気異方性
(a)ある種の反強磁性体では、試料界面の磁気異方性が負の値をとり、面に沿った方向x(
、[100]方向)が有利になります。(b)一方、試料内部では正の値をとり、垂直方向z(
、[001]方向)になることが分かりました。さらに、ラシュバ効果の大きさを変化させることで、それぞれの異方性の大きさを調節することも可能です。グラフの横軸縦軸は、反強磁性体中の電子が持つ特徴的なエネルギー(eV)を単位としています。
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