図1-2

図1-2 溶出試験に使用した模擬燃料デブリ試料の外観と断面の観察像

溶出試験には、以下の2種類の模擬燃料デブリを使用しました。これらを用いた溶出試験の結果、コンクリート成分の有り/無しで、溶出速度は2.53 mg/m2/dから2.86 mg/m2/dと変動するものの、使用済燃料の溶出速度と比較して同程度と判断されました。
(a)コンクリート成分無し:U、Zr、Fe、希土類等を含む試料を還元雰囲気(Ar-H2)下、2760 ℃で約45分加熱して作製しました。
(b)コンクリート成分有り:U、Zr、Fe、希土類に加えコンクリート成分としてSi、Ca、Mgを追加した試料をN2雰囲気下、2000 ℃で約10分間加熱して作製しました。それぞれ左側が外観写真、右側が断面の光学顕微鏡の写真です。

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