図8-22

図8-22 岩石の上昇・冷却と熱年代法に基づく温度―時間履歴の推定法

岩石は地下深部で形成後、隆起・侵食によって徐々に地表に接近し、最終的には地表面に露出します。現在地表で採取した岩石に対して、年代を刻み始める温度(閉鎖温度)の異なる複数の熱年代法を適用すると、各手法の閉鎖温度に対応した年代値が複数点得られます。この年代値をつなぐ曲線は岩石が経験した温度―時間履歴、すなわち冷却履歴に相当します。

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