図5-11

図5-11 ガラス固化用ホウケイ酸ガラスで得られた中性子小角散乱(SANS)測定の結果

(a)Na2O の添加量を変化させた4 種類の試料 [0wt% 、2wt%、4wt%、10wt%] によるSANS データです。矢印で示したピーク位置(Qm)とナノドメインの周期サイズ(D)には反比例の関係(D = 2π/Qm)が成り立つため、Na2O 量が増加するほど周期構造のサイズが小さくなることを示しています。(b)ホウケイ酸ガラス(Na2O を10wt% 含む)へのZnO/CaO とLi2O の添加効果を調べる目的で測定した4 種類の試料 [ZnO/CaO、Li2O なし、ZnO/CaO 添加、ZnO/CaO、Li2O 添加、Li2O添加] のSANS データです。ZnO/CaO を添加したのデータにおいてショルダーピークが現れたことは、ガラス中にナノサイズの析出物が形成されたことを反映しています。

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