分光器

一般には、光や中性子などのエネルギースペクトルを測定する機器である。中性子散乱では、入射された中性子が試料で散乱されるときに起こる中性子と試料との間でやり取りされるエネルギーについてその分布を測定する機器を指す。エネルギーのやり取りは試料中で原子・分子・スピン(原子が持つ微小磁石)が振動や拡散などの運動をすることで生じるため、エネルギーの分布を測定することで物質内のそれらの運動(ダイナミクス)を推定することができる。(5-13 物質中の拡散現象の解明を目指して)


ブラウザの閉じるを実行するか、右の閉じるボタンをクリックしてください。≪閉じる