水頭拡散率(すいとうかくさんりつ)

水を含んだ岩盤の水理特性を示すパラメータであり、透水係数(水の流れの方向に直角な単位断面積を単位動水勾配のもとで単位時間に通過する水の量:LT-1)を比貯留係数(単位水頭変化により単位体積の多孔質媒体に出し入れできる貯留水の体積:L-1)で除したもので定義され、L2T-1の次元を持つ。ある点における水頭変化により、そこから一定の距離だけ離れた点において一定の大きさの水頭変化が起きるまでの時間は、この水頭拡散率に逆比例する。水頭拡散率が大きい場合は水頭変化に要する時間が短くなり、水頭拡散率が小さい場合は水頭変化に要する時間が長くなる。(8-6 地下施設建設に伴う岩盤の透水性の時間変化)


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