錯生成定数

金属イオンと有機化合物が結合してできる錯体のできやすさを表す定数。値が大きいほど錯体ができやすい。溶液中で金属イオンと有機化合物を一定割合で混合し、平衡状態に達したときの錯体の濃度と錯体を作っていない金属イオン及び有機化合物の濃度比で定義される。なお、図5-20に示した1:2錯体の錯生成定数は、一つのランタノイドイオンに対して二つのBIZA分子が結合するときの錯生成定数と定義される。1:2錯体の錯生成定数から1:1錯体の錯生成定数を差し引くことによって、1:1錯体に対してさらにもう一つのBIZA分子が結合するときの錯体のできやすさとみなすこともできる。(5-8 レアアースのわずかなサイズ差を識別する新規化合物)


ブラウザの閉じるを実行するか、右の閉じるボタンをクリックしてください。≪閉じる