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図3-23 ITERサイト内配置計画の例 |
![]() 拡大図(100KB) |
図3-24 ITERのトマカク本体部 |
| 我が国は「人類究極のエネルギー源」を目指して国際協力のもと国際熱核融合実験炉(International Thermonuclear Experimental Reactor: ITER)の工学設計活動を進めてきました。この中で、原研は9年間を通して我が国の実施研究機関としてITER計画を推進するとともに、先導してきました。 ITERは、核融合エネルギーの科学的・技術的な実現可能性を実証する核融合炉開発における重要なステップであり、我が国の原子力委員会が定めた「第三段階核融合研究開発基本計画」上の「実験炉」として位置付けられています。 ITERの工学設計活動は、1992年7月から、日本、欧州連合、ロシアおよび米国の4極によって開始され、その目的は、重水素と三重水素(トリチウム)の制御された自己点火および長時間燃焼の実証、さらに統合されたシステムにおいて核融合に不可欠な技術を確立すると同時に、核融合エネルギーを実用の目的で利用するために必要な高熱流束機器および核工学機器の統合された試験等を行うことのできる実験炉を設計することです。 参加各極の財政状況等により、建設するITERの具体的な性能諸元の変更を余儀なくされました。しかし、参加各極の研究者が一丸となって、最新のめざましい研究成果を最大限に取り入れて、基本的な目標を変更することなく、コンパクトなITER設計を達成し、2001年2月に「ITER最終設計報告書案」を取りまとめました(図3-23, 24)。この結果、建設を判断する上での残された技術課題はなく、具体的な建設サイトを決定する段階に進んできました。 |
| ●参考文献
下村 安夫,新しいITER,プラズマ核融合学会誌,76(9),949 (2000). |
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たゆまざる探究の軌跡−研究活動と成果 2001 Copyright(c) 日本原子力研究所 |