図6-4 | 157.6 nm 光励起 CBrClF2 分子のポテンシャルエネルギー面における量子波束の時間発展 反応に関与する2枚のポテンシャルエネルギー曲面のうちエネルギーが高いポテンシャル面(右図)では、波束は時間とともに対角線上を進み3体解離を起こします。一方、左図のポテンシャル面はエネルギー的にはより下側に位置し、このポテンシャル面では、実験で観測されたように3体解離と並んでC-Br結合距離座標に沿って、ポテンシャルの谷間を進みBr解離を起こす波と、C-Cl結合距離座標に沿って、ポテンシャルの谷間を進みCl解離を起こす波も現れています。またこれらの波束は2つのポテンシャル面を飛び移りながら進み、その計算結果が右の挿入図に示されています。 |
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