図3-1 長期間使用された燃料が反応度事故時に破損した場合の機械的エネルギー発生過程

長期間使用された燃料ではペレット結晶粒の境界に核分裂生成ガス(FPガス)が多量に蓄積されており、事故時の燃料温度急上昇に伴うFPガスの熱膨張により燃料が微粒子化します。溶融した燃料が冷却材と接触した場合に爆発的な蒸気発生が起こることは以前から知られていましたが、微粒子化により表面積が増大することで、燃料が溶融していなくても大きな機械的エネルギーが発生することを明らかにしました。

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たゆまざる探究の軌跡−研究活動と成果2004
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