図5-9 Fe3O4中のFe原子の格子振動状態密度

左側のグラフの黒線は、核共鳴非弾性散乱法により計測されたFe3O4中のFe原子全体の格子振動状態密度です。核共鳴非弾性散乱スペクトルの各測定点で時間スペクトルを測定すると、A、BサイトのFe原子の電子状態の違いを反映した量子ビートのパターン変化が観測されます (右上のグラフ参照)。これらのスペクトルを解析することで、A、BサイトのFe原子の部分格子振動状態密度を、左図の青線、赤線で示されるスペクトルとして分離できます。

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たゆまざる探究の軌跡−研究活動と成果2005
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