図4-3  原研で開発された地震リスク評価手法

SHEATコードでは、サイト周辺で将来起こりうる地震の大きさ、位置、発生頻度等を活断層や過去の地震の記録等から定め、これら地震からもたらされる地震波の伝播経路での減衰を考慮して、発電所サイトでどれほどの大きさの地震動がどれほどの頻度で発生するか(地震危険度)を評価します。SECOM2コードでは、個々の機器の揺れ方(応答)と強度(耐力)の情報から機器の損傷確率を求め、事故の進展のシナリオを考慮して炉心損傷事故に至る確率を定めます。さらにSHEATで計算した地震危険度の情報と合わせて、炉心損傷事故の発生頻度を計算します。


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たゆまざる探究の軌跡−研究活動と成果1996
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