通常、電子状態はスピンと軌道に分けて記述されるが、f電子では、スピン・軌道相互作用が強いため、そのような分離は難しい。そこでf電子の状態を記述する物理量として多極子の自由度が用いられる。磁気双極子がS極とN極が一対となった通常の磁化を表すのに対して、磁気八極子は磁化の異方的な分布に関連する物理量となる。(6-3 ミクロな視点でウラン・超ウラン酸化物の個性を探る)
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