プラズマに直接面する壁のうち、プラズマから発生する不純物をガス化して排気ポンプへと導き、プラズマの純度を維持する役割をもった機器である。ダイバータはプラズマを閉じ込めるための磁力線が入射する位置に設置されるため、プラズマから大きな負荷( たとえば熱負荷等)を受ける。ダイバータに入射した粒子( イオン) は、その表面でガスになり、不純物ガスとして排気される。また、入射した粒子によってダイバータの表面が損耗して不純物を生じることがあるため、その表面保護タイルにはプラズマへの影響が少ない低原子番号材料である炭素系材料、もしくは表面損耗自体が少ないタングステン等が使用される。(3-9 ITERダイバータ高熱負荷試験に世界で初めて成功)
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