放射線により物質中の電子が高いエネルギー準位に移され、不純物や結晶の欠陥などの影響で、そのままの状態に保持されることがある。熱を加えると、電子は元の状態に戻るが、その際に光を発し、光量は物質に照射された照射線の量に応じて変化する。このことを利用して、ある特定の結晶を放射線で照射し、加熱した際の発光量を測定することにより放射線量を測定する測定器を熱ルミネッセンス線量計と呼ぶ。(5-6 臨界事故に備えた迅速な被ばく線量評価技術の開発)
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