グラフト重合の反応点となるラジカル(化学的に反応しやすい点)に対して、温度によって脱着を制御できるキャップを用いることにより、グラフト重合を行うタイミングを自由に制御する手法。高分子膜基材に予めハロゲンなどのキャップ剤を導入し、そこに重合性モノマーとキャップ構造を外す触媒を加えることで、グラフト重合が効率よく進行し、長さのそろった高分子鎖が得られる。グラフト化するモノマーや反応条件が任意に選べることから、燃料電池膜特性の最適化が容易になるとともに、高耐熱性モノマーの重合が期待できる。(4-8 新たなグラフト重合による高耐久性電解質膜の開発)
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