中性子と物質を構成する原子核との反応確率を表すデータを核データと呼んでおり、原子力や医療・宇宙の分野等で利用するために、核データの実験値や理論計算値等から最も真の値に近いと思われる核データを求めるのが核データ評価である。評価された核データを様々な利用が可能なように多くの核種について、中性子に関する全ての核反応を網羅的に収納したものが汎用評価済核データライブラリである。これに対し、特定の目的だけのためにまとめられたものを特殊目的データファイル（ライブラリ）という。(8-1 科学と技術のための新しい核データ集の誕生)
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