ジョセフソン接合

典型的には厚さ2〜3 nm以下の絶縁体を2枚の超伝導体により挟んだサンドイッチ構造を有する超伝導体を利用した微小接合素子のこと。絶縁体層が非常に薄いため、量子トンネル効果により接合間をクーパー対(超伝導状態の材料における電子対のこと。超伝導状態では必ずペアで運動する)が透過し、その結果、接合間を流れるトンネル電流には超伝導状態の特性が鋭敏に反映される。その特異な伝導特性はジョセフソン効果と呼ばれ、超伝導デバイス応用の基礎を与える。(12-4 鉄系超伝導体の特異な性質と新規デバイスの可能性)


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