放射線抵抗性細菌デイノコッカス・ラジオデュランス

放射線抵抗性細菌の代表菌種であるデイノコッカス・ラジオデュランスは、大腸菌の約100倍、哺乳動物細胞の約1,000倍の放射線抵抗性を示す。この高い放射線抵抗性は、放射線で誘発されるDNA損傷に対して優れた修復能力を持つことに起因する。DNA修復機構の解明研究の過程で発見されたPprAタンパク質が遺伝子工学試薬として利用されるなど、この菌は遺伝子資源として非常に有用である。(4-4 DNA修復促進遺伝子pprAの活性化増強機構の発見)


ブラウザの閉じるを実行するか、右の閉じるボタンをクリックしてください。≪閉じる