フラストレート磁性体

磁性元素の配列が三角形あるいは正四面体などのネットワークを形成し、スピン間に反強磁性相互作用(隣り合うスピンを反平行に整列させる働き)が働いている物質を指す。その現象を磁気フラストレーションという。これらの系では、隣り合う2つのスピンを反平行に並べることができず、強く揺らいでいるため、系の秩序化が低温まで抑制されたり、通常では見られない特異な秩序化現象が引き起こされたりすることがある。(4-5 フラストレート磁性体での特異なスピン配列)


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