セメントに水を加えると、化学反応により水を含む化合物が生じる。この生成物を「水和生成物」といい、反応を「水和反応」という。水和反応の進行とともにセメント粒子は水和生成物で厚く覆われ、更に水和が進むと、水が存在していた空間は水和生成物で満たされ、組織は緻密化し固くなってゆく。これに伴い徐々に組織が変形できなくなる過程を「凝結」といい、更に水和が進んで破壊強さが大きくなる過程を「硬化」という。(4-11 中性子で見えたコンクリート中の水の動き)
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