ベリリウムとその他の金属によって構成される化合物の総称で、核融合炉の燃料製造に必要な「高温下で安定な中性子増倍材」の候補材料である。核融合炉燃料のトリチウムは核融合反応で生じる中性子をリチウムにあてて製造するが、トリチウムを効率よく生産するために、核融合反応で発生した中性子をブランケット内で増倍する役割を持つ材料が中性子増倍材である。従来の候補材であるベリリウム金属は、高温域での体積膨張や水蒸気との反応による水素発生などの欠点がある。ベリリウム金属間化合物は、これらの欠点を克服できる高温下で安定な中性子増倍材として注目され、製造技術開発及びその特性評価が進められている。(4-4 国際核融合エネルギー研究センター事業の概観)
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