トカマク装置が形成するプラズマ閉じ込め磁場のうち、真空容器壁側に開いた磁力線を持つ領域で、プラズマの熱粒子制御を担う。開いた磁力線を作ることで、核反応生成物(核融合の場合はヘリウム)などといった、プラズマの主要部に存在すると核融合反応を阻害する不純物を、磁力線に沿ってプラズマ外に設けた高熱負荷に耐えるプラズマ対向機器へ導き、排気することができる。プラズマ対向機器に対する磁力線の当たり方によって、排気性能や熱負荷(対向機器の寿命に直結)が大きく変化するので、より精密な制御が求められる。(4-7 超伝導コイルをどこまで精度良く製作できたか)
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