過渡回折格子周波数分解光ゲート(TG-FROG)法

超短パルスレーザー光のパルス波形と位相を決める方法のひとつ。一つのパルスレーザー光を三つに分け、そのうち二つの光を媒質中で交差させることによって光の干渉縞を生成する。この干渉縞の強度分布に応じる媒質中の屈折率の規則的な空間変化が疑似的な回折格子を過渡的に生成する。そこに、第三の光を入射すると、回折条件を満たすような第四の光が非線形光学過程によって発生する。第三の光の遅延時間を変化させて第四の光のスペクトル(周波数分解)を計測し、スペクトログラムを得る。このスペクトログラムから元のパルスレーザー光のパルス波形・位相を求めることができる。(5-1 レーザー駆動生成陽子線エネルギーを大幅向上)


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