バッチ法による収着試験

放射性物質を含有する溶液を土壌と接触させ、接触前後の溶液中の濃度差から単位重量当たりの土壌への放射性物質の収着量(付着量)を決定し、接触後の溶液中の放射性物質の濃度との比から収着分配係数を求める標準的な方法である。収着試験と同時に、土壌を入れない溶液のみを入れたブランク試験も行い、試験容器への収着量も評価することで土壌への収着による濃度の減少が過大にならないように補正する。試験容器としては、一般にポリビンなどが使用されるが、容器壁面への収着量を低減するため、取り扱う物質に応じてテフロンなども使用される。(1-7 地表面から深度方向への放射性物質の移動状況を探る)


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