コンピュータトモグラフィ

複数の視線で測定した積分データから、内部の分布を推定する方法。医療診断で用いられるX線CTという言葉を耳にしたことがあると思うが、このCTはコンピュータトモグラフィを表している(Cはコンピュータ、Tはトモグラフィの頭文字)。非破壊で物質内部の局所的な物理量を測定できないが、積分量ならば測定できる場合がある。例えば、X線の局所的な減衰量は測定できないが、人体を通過してきたX線のトータルとしての減衰量なら測定ができる。複数の視線で測定した積分量のデータと整合するように、コンピュータを用いて内部の物理量の分布を推定することで、非破壊で物質内部の物理量の分布が得られる。(4-1 核融合炉に適したマルチパラメータ計測法)


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