ここではX線の持つ運動量の散乱前後における変化分を指している。一般に、X線はその波長をλとすると、プランク定数をhとしてh/λの大きさの運動量を持っている。それゆえに、散乱前後でのX線の波長の変化は運動量変化として表現することができる。結晶固体での散乱による運動量変化は、プランク定数を結晶格子の周期(格子定数)の2π倍で割ったものを単位として表現するのが便利である。本文中での運動量変化qもそのように表現している。(5-10 新型高温超伝導体の電子励起の解明)
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