中性子多層膜スーパーミラー

中性子を反射しやすいニッケル薄膜と、反射しにくいチタン薄膜を対層として多層膜を形成すると、各ニッケル層で反射した中性子の波は、その波長が多層膜の周期間隔と入射角度で決まるブラッグ条件を満たすとき、強め合ってブラッグ反射される。この多層膜の周期間隔を少しずつ変化させて積層させることで、広い波長域の中性子をブラッグ反射させることができ、中性子を効率良く反射・輸送することができる。これを中性子多層膜スーパーミラーと呼ぶ。(13-4 中性子集光装置を高度化し中性子強度を50倍に高める)


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