HTTRを使用した炉心冷却喪失試験では、炉容器冷却設備の2系統が停止する。炉心の保有熱、崩壊熱が原子炉圧力容器からの自然対流、放射伝熱によって伝達され、炉容器冷却設備の水冷管が加熱され、冷却水が加熱される。高温となった冷却水は、下降管に設けた冷却器により除熱されるため、この温度差により冷却水には自然循環が発生する。冷却水の循環ポンプをバイパスさせることで、流動抵抗が減少して、自然循環流量を増加させることができる。(6-4 自然現象による原子炉の安全確保の実証に向けて)
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