反応度事故

原子炉に何らかの原因により計画外の正の反応度が印加され、出力が急上昇する事故のこと。軽水炉において想定される異常な正の反応度印加の原因としては、運転員の誤操作による制御棒の異常な引抜きや制御棒駆動系が壊れて制御棒が急激に抜け出すことなどがある。こうした原因によって事故が始まると、出力は急上昇し、それにつれて原子炉の燃料温度も急上昇する。燃料温度の上昇が過大な場合には、燃料が溶融したりして破損する可能性がある。(12-3 発電用原子炉の高燃焼度燃料の挙動解明を目指して)


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