引張強さ

鉄鋼などの試料を、力を増加させて引っ張っていくと、ある力の点(降伏応力)を超えたところから、元に戻ることができなくなる領域(塑性域)に達する。この領域では基本的には試料は硬くなる現象(硬化)が起き、力は増大していく。さらに引っ張り続けると、試料が局部的に細くなるネッキング現象が起き、引っ張るのに必要な力は低下する。この直前の最も大きいときの力を引張強さと呼ぶ。(4-4 陽電子消滅寿命と吸蔵水素量による空孔形成評価)


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