MARICO(Material Testing Rig with Temperature Control)は、原子炉用に開発している材料に「常陽」の炉心部で高速中性子線を照射し、強度変化や寸法変化等を調べる実験装置である。本装置は熱電対等の計測線を装備し、リアルタイムで温度を計測できるとともに、材料試験片の周囲のガス組成(アルゴンとヘリウムの混合ガスの比)を変えることで伝熱性を調節し、試験片温度を目標値±4 ℃以内に制御できる。「常陽」において1994〜1997年に1号機であるMARICO-1を用いた実験を、2006〜2007年に2号機となるMARICO-2を用いた実験をそれぞれ実施した。(7-1 「常陽」における高速炉の炉容器内補修技術の実証)
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