アルゴンカバーガスバウンダリ

ナトリウムは化学的に活性であり、空気に触れると反応することから、ナトリウム冷却型高速炉の原子炉容器は、内部に空気が入らないようアルゴンガスで満たし、常時気密性を維持するよう設計される。このアルゴンガスをカバーガスと呼んでいる。燃料交換や本報告の補修作業のように、原子炉容器内の機器の交換や、原子炉容器内に機器を挿入して作業を行う場合、原子炉容器外へのアルゴンガスの漏えい、原子炉容器内への空気の混入を防ぐため、機器のフランジや、機器周辺に設置するビニルバックや鋼板などで障壁(バウンダリ)を形成する。(7-1 「常陽」における高速炉の炉容器内補修技術の実証)


ブラウザの閉じるを実行するか、右の閉じるボタンをクリックしてください。≪閉じる