コンプトンカメラ

コンプトンカメラはコンプトン散乱と呼ばれる放射線と物質との相互作用により、γ線を捉えて可視化するカメラである。コンプトンカメラの撮像素子は散乱体の第1層と吸収体の第2層から成り、各層の位置とエネルギー情報を基に、γ線のエネルギーと到来方向も測定できるようになっている。重量のある遮へい材が不要になるため、コンプトンカメラはガンマカメラ(γ線に感度がある撮像素子の周りを遮へい材で囲むことでピンホールカメラとしたもの)よりも軽量になる一方で、撮像素子はガンマカメラと比べて複雑で高価なものとなる。(1-8 無人ヘリで上空から放射性セシウムの分布を可視化)


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