GAGG(Ce:Gd3(Al,Ga)5O12)シンチレータ

Ce添加Gd3(Al,Ga)5O12単結晶(Ce:GAGG)/ガドリニウムアルミニウムガリウムガーネットは、放射線を検出するためのシンチレータ材料のことである。東北大学吉川彰教授と古河機械金属(株)が共同開発した結晶である。GAGGは従来のシンチレータ結晶(Tl:NaI,Tl:CsI)に比べ密度が高いため、小さな結晶でも高感度の放射線測定が可能である。また、高エネルギー分解能,高速応答といった特徴を持ち、さらに潮解性(結晶などが空気中の水分を取り込んで自発的に水溶液となり結晶表面などが溶ける性質)もなく空気中の水分による劣化の心配もないため、長期間安定して使用することができる。(1-8 無人ヘリで上空から放射性セシウムの分布を可視化)


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