反応度

臨界状態を持続している原子炉では、中性子の数が一定の状態を保ちつつ核分裂の連鎖反応が起こっている。臨界状態からのずれを表す指標が反応度であり、値が正のときは臨界超過、負のときは未臨界である。すなわち反応度が正の場合には原子炉内の中性子が増加する。原子炉の運転においては、制御棒の操作や実験用装荷物の有無により中性子数が変化し核分裂率が変わる。この核分裂率の増減効果があることを正または負の反応度効果という。「セント」は反応度の単位の一つである。(2-6 燃料デブリの臨界特性の解明を目指して)


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