焦電効果

温度変化によって誘電体の分極が変化する現象であり、物質の表面電荷が変化する。この効果を示す焦電体は強誘電体であるため、温度変化がなくても物質内部では分極しているが、通常は表面にイオンを吸着するなどしているために分極は観測されない。しかし温度変化で分極が変化すると、その変化分が表面電荷の変化として観測されるようになる。この効果は赤外線センサーなどとして、温度変化の検出に広く使われている。(5-7 温度変化を電気エネルギーに変換)


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