磁場中を電子が動くとその動きが曲げられる現象をホール効果と呼ぶ。物質が磁性体の場合には磁性体が外部磁場の役割をし、無磁場でもホール効果が発生する。これを異常ホール効果と呼ぶ。異常ホール効果によって生じる抵抗が量子化される現象が、量子異常ホール効果である。量子異常ホール効果では、外部磁場無しでエネルギー損失なく電流が流れる性質を持つため、省電力素子などへの応用可能性がある。(5-8 トポロジカル絶縁体が磁石になるメカニズムを解明)
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