コーシー条件面(CCS)法は、プラズマ外部に設置された計測器信号とセントラルソレノイドコイルや平衡磁場コイルなどの制御コイル電流から、プラズマ断面形状を推定する数学的手法である。プラズマ断面形状は内部に流れる電流(プラズマ電流)と外部の制御コイル電流が作る磁場の相関から決まるが、計測器信号から内部の電流分布を正確に推定することは難しい。そこで、プラズマ電流と同じ役割を担う仮想面をプラズマ内部に置き、その仮想面が計測器位置に作る磁束・磁束密度と計測値が一致するような仮想面のコーシー条件(磁束・磁束密度)を求めることで、内部の電流分布を解かずに、プラズマ断面形状だけを正確に推定することができる。(9-4 プラズマ形状の推定精度の向上を目指して)
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