エミッタンス

ビームの位相空間における広がりを表す指標である。ビームの集団的な振る舞いを記述するため、基準ビームからの位置(s,x,y)と運動量(ps,px,py)によって構成される位相空間での各粒子分布を求め、その面積をπで割った値を持ってエミッタンスとする。通常はビーム方向に垂直な一方向のみを計測した、横エミッタンスを用いることが多い。Liouvilleの定理により、エミッタンスはビームの進行方向の加速や収束によらない保存量であるが、空間電荷効果などによる非線形効果により増大する。(9-7 国際核融合材料照射施設のための原型加速器の目標性能を達成)


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