フェライト鋼

フェライト系ステンレス鋼とはニッケル(Ni)をほとんど含まず、常温でα相(bcc構造)であるが、高温でα+γ相(fcc構造)になるものもある。一般に、オーステナイト系ステンレス鋼に比べて、高温強度特性には劣るものの寸法安定性に優れることが知られている。高速炉炉心用のフェライト鋼は、高温強度特性の向上の観点からクロム(Cr)濃度を12%にした炭窒化物強化フェライト鋼が最有力の材料として研究開発が進められている。(1-2 世界最高温で理想の高速炉燃料被覆管を試す)


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