欠陥や転位

金属材料は、加工を施すとひずみが生じ、原子配列の乱れた格子欠陥(ここでいう「欠陥」)が生じる。原子配列のずれが線状になっている欠陥を「転位」という。さらに、欠陥の形状が面状のものを「面欠陥」という。fcc構造のSUS304に見られる積層欠陥は代表的な面欠陥であり、本研究で見いだされたfcc構造の(111)面の積層状態ABCABC・・・からABABAB・・・へ変化したε相の構造も面欠陥の一種である。(5-6 より強いステンレス鋼の開発を目指して)


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