加工誘起マルテンサイト変態

SUS304は、無負荷状態においてfcc 構造のオーステナイト相(γ相)の非磁性体である。しかし、引張試験などの冷間加工を施すと、γ相の一部がbcc構造のマルテンサイト相(α’相)へ変態し、強磁性となる。このような変態は加工誘起マルテンサイト変態(Strain Induced Martensitic Transformation:SIMT)と呼ばれている。(5-6 より強いステンレス鋼の開発を目指して)


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