マグノンポーラロン

結晶格子内を伝搬する素励起には、格子の振動としてフォノンなどが存在する。この格子振動であるフォノンとマグノンは互いの分散が交わる点で強く結合する。この結合した状態をマグノンポーラロンと呼ぶ。互いの成分が混ざることで、分散は反発してギャップを持ち、特有の分散を示す。マグノンポーラロンは、格子振動と磁気モーメントの揺らぎの成分の両方を持つことから、フォノンによりマグノンを発生させたり、その逆が可能となる。(3-6 スピン流発電の高効率化へ)


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