XAFS

X線吸収スペクトルにおいて、対象元素の吸収端近傍及びそれ以降に観察される構造を、X線吸収微細構造XAFS(X-ray Absorption Fine Structure)と呼ぶ。XAFSは、電子状態や配位構造を反映した吸収端近傍のXANES(X-ray Absorption Near Edge Structure)と局所構造情報を含む吸収端以降の振動EXAFS(Extended X-ray Absorption Fine Structure)に大別される。XAFSは、元素選択性を有すること、低濃度への適応能力が高いことが特徴で、強力な連続X線が利用できる放射光施設において利用が普及した。(5-6 ガラス固化体中の白金族元素の化学状態を突き止める)


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