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図2-18
ITER中心ソレノイド・モデル・コイルの試験装置とモデル・コイルの諸元
核融合炉の炉心プラズマを安定に閉じ込め、制御するためには、強い磁場を発生する大型の超電導コイルが不可欠です。 原研は早くからその技術開発を進め、世界の第一線の成果を蓄積してきました。現在ITERの工学R&Dの一環として、超電導モデルコイルの製作を進めるとともに、ITERの参加各極が分担して製作するモデルコイルを試験する共通試験装置の整備もあわせて進めています。また、那珂研究所内にあるITERの設計チームとの協力も密接で、これらを通して原研は、超電導コイルの国際共同開発の設計・開発・試験のセンターとしての役割も果たしています。 原研が開発するITERの中心ソレノイド(CS)モデルコイルは、ITER実機の約1/2の大きさですが、実機コイルと同一導体、同一巻線構造で製作し、ITERの最大磁場13Tで試験を行います。またこれらのコイルの試験装置は1995年秋に完成の予定で、世界最大規模のものとなります(図2-17、図2-18)。 |
参考文献
H. Nakajima, Development of ITER Model Coil by Japanese Home Team,第52回低温工学・超電導学会予稿集(岡山、1994年11月)、p.141-142. |
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たゆまざる探究の軌跡−研究活動と成果1995 copyright(c)日本原子力研究所 |