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シビアアクシデントの際には、自然循環による除熱機能が期待されています。しかし、燃料被覆管が酸化すれば水素ガスが発生します。また、緊急炉心冷却のために蓄圧注入系から注水すると、蓄圧用の窒素ガスが一次系に混入することも考えられます。これらの非凝縮性ガスが蒸気発生器伝熱管内に蓄積するようなことがあれば、冷却材の自然循環を阻害するおそれがあります。 LSTFを用いた実験によって、非凝縮性ガスが自然循環時の除熱機能を阻害せず、かつ、自然循環による崩壊熱除去機能には十分な余裕のあることが確認されました。 |
参考文献
Y. Kukita et al., ROSA-V Program Integral Experiments on Preventive Accident Management Measures, 3rd Workshop on Severe Accident Research in Japan (SARJ-92), Tokyo, 1992. |
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たゆまざる探究の軌跡−研究活動と成果1995 copyright(c)日本原子力研究所 |