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主 要 諸 元
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貿易立国としてのわが国にとって、船舶用エネルギー源の安定確保は重要です。現在、原子力は資源・環境問題解決の切札として発電用に定着し、さらに発展しつつありますが、将来的には海上輸送の面でも幅広い利用が想定されます。その場合、単に代替エネルギーとしての役割だけでなく、連続高速航行や水中航行が可能という原子力の特長を活用して、海上輸送の高度化や海洋開発等への大きな貢献が期待できます。 原子力第1船「むつ」は平成3年度に4次にわたる実験航海を成功裏に終えて、原子力船の設計、建造、運航に関するさまざまな経験と貴重なデータを蓄積することができました。平成4年9月からは解役工事を進めており、平成7年6月には、解役工事の最終段階として原子炉室の一括撤去・関根浜定係港の原子炉保管室への移送を完了しました。 |
参考文献
T. Ishida et al., Response to Severe Changes of Load on the Reactor System of Nuclear Ship Mutsu, J. Nucl. Sci. Technol., 30 (2), 116 (1993). |
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たゆまざる探究の軌跡−研究活動と成果1995 copyright(c)日本原子力研究所 |